立冬に入りました

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立冬に入りました

2021/11/08

11月7日は「立冬」。


 

銀杏の木に青空。

 

いよいよ冬の始まりです。

 

立冬からの過ごし方  をご参照ください。

 

冬はどんどん日が暮れるのが早くなります。

 

東洋医学では、

昼が「陽」

夜が「陰」

です。

 

日が暮れるのが早いということは

「陰の時間が長い」ということ。

 

天人合一(てんじんごういつ)といって、

人間は生きている限り自然界の影響を受けます。

 

冬の養生の基本は

「陰の時間の過ごし方」を大事にすること。

 

具体的に、

陰の時間は、静寂でゆったりと休むとき

 

養生としては、

 

夜更かしは控えましょう

睡眠は陰を補うこと。

睡眠不足は陰が不足し、陽に傾きやすくなります。

 

目の酷使も要注意

目や頭は人体では上であり「陽」の部位。

陽の部位に血液が集まりすぎて緊張が強いと、

「陰の部位(骨盤内)」の血液が足りずスカスカに。

 

上実下虚という不安定な形になり、

自然の動きに反します。

 

ちなみに健康な人は「上虚下実」といって、

臍下丹田(下腹部)がしっかりし、上半身が緩んでいます。

 

 

人間には寝ることで生まれる水分があり

いくら口から水分を摂っても身体の潤いに繋がらないことがあります。

 

乾燥肌

(皮膚に潤いが足りない)

 

口の乾き

(口腔内の潤い不足。)

乾燥し水分代謝が落ちているため、

水分をがぶがぶ飲めず、

チビチビとしか摂れないのが特徴。

 

大便が硬い

(潤いが足りないので大便から過度に水分を吸収した状態)

 

筋肉が攣る

(筋肉の潤いが減り硬くなる状態)

 

髪のぱさつき・白髪

(髪は「血の余」といって、

体液の余りから髪を栄養します)

 

 

こんな症状、心当たりありませんか?(笑)

 

冬は陰の時間が長いため、

身体の潤いを高めるのに効率のいい時期!

 

睡眠の効率が上がる時期ともいえます。

動物たちが冬眠するのにも意味がありそうですね。

 

 

春になったら花粉症でお困りの方。

実は冬の養生がとっっても大事。

 

冬にしっかりと「陰のエネルギー(潤い)」を蓄えておかないと、

春の急激な気温変化で一気に陽に傾き、免疫の暴走が起きます。

(※炎症は陰エネルギー(潤い)がしっかりあれば抑えることができます)

 

それが花粉症。

もともと花粉は無害なのに、そこに反応しちゃうんです。

(リウマチや円形脱毛症など自己免疫疾患も同様の考え方です)

 

 

冬には、冬にふさわしい身体を作る。

そんなお手伝いが鍼灸でできます。

 

 

自然体の心地よさを知ると体内のアンバランスに気づき、

今まで頑張ってきたんだなー」ってことがよくわかります。

 

自然体になると、

身の丈に応じた頑張り方に変わります。

 

頑張り方が適切な時は無理がありません。

楽しくなります。

達成感があります。

どんなときでも。

 

自分も自然の一部だと身体で感じると、

みんな繋がっている気がして、

周りと比べなくてもいいやと思えます。

 

存在しているだけで価値があり、

“何か”になる必要もありません。

 

人間の中には純粋で、

自然体で好奇心溢れる部分があります。

そこに戻れるように鍼をする。

 

 

・・・鍼灸ってほんとにすごい。

 

誰もが持っている自己治癒力が輝くように、

自然体の何とも言えない素晴らしさに立ち会える仕事。

 

聖人みたいに奉仕の精神で仕事してるなんて言えない(笑)

 

とにかく、おもしろいからやってる。

ハリガネ一本でなんでこんなに変わるのか不思議でしかない('ω')ノ

 

 

 

 

おかげさまで今日もいい鍼できました。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


 

 

これぞ陰を補充する姿。

成長(陽に向かう)には陰の補充は不可欠(^-^)