春の土用(関口)
2026/05/02
こんにちは!
春の訪れとともに、
心身ともに活動的になりやすい季節ですが、
実はこの時期には「春の土用」と呼ばれる期間があるのをご存じでしょうか。
土用というと夏のイメージが強いかもしれませんが、
実は年に4回あり、それぞれの季節の変わり目に訪れます。
土用は「次の季節へ移るための調整期間」と考えると
とてもわかりやすいでしょう。
春の土用も、冬から春へと移り変わる途中の、
いわば体と心の準備期間です。
この期間は、東洋医学的にみても体のバランスが崩れやすく、
特に胃腸などの消化器系に負担がかかりやすいとされています。
当院でも、この時期になると体調不良のほか、
思いがけない怪我についてのお話を伺うことが増えてきます。
こうした不調やトラブルが起こりやすい背景には、
体の内側が不安定な状態にあることが関係しています。
無理に活動を増やしたり、
環境の変化に合わせて頑張りすぎてしまうと、
そのバランスがさらに崩れ、
結果として体調不良や怪我につながりやすくなるのです。
そのため、
春の土用の期間は「安静に過ごすこと」がとても大切だとされています。
ここでいう安静とは、ただ何もしないという意味ではなく、
「無理をしない」「頑張りすぎない」「体の声に耳を傾ける」
といった過ごし方を指します。
例えば、睡眠をしっかりとる、
消化に優しい食事を心がける、
予定を詰め込みすぎないなど、
日常の中で少し意識を向けるだけでも
体への負担を減らすことができます。
そして今年は、
ちょうどゴールデンウィークと春の土用が重なっています。
お出かけの予定がたくさん入っていたり、
楽しみなイベントが続いたり、
お仕事で忙しくされている方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、頭の片隅に「無理しない」「頑張りすぎない」
という言葉を置いてみてください。
ふと一息ついた時に思い出していただけるだけでも、
体への負担はぐっと軽くなります。
ちなみに私自身も、
土用のことを学び理解しているつもりでも、
体調を崩してしまい先生に頼ることがあります(笑)
わかっていても「頑張りすぎない」「無理をしない」というのは、
なかなか難しいものですよね(;´д`)
だからこそ、完璧を目指すのではなく、
気づいた時に少し立ち止まることが大切です。
ゴールデンウィークの終わりとともに、
季節は春から夏へとバトンタッチしていきます。
連休中はどうしても外食が増えたり、
冷たいものを飲みすぎたりして、
胃腸を酷使しやすい時期でもあります。
連休の終わりまで、
少しだけでも胃腸を労わる意識を持って過ごしてみてください!
少し立ち止まって深呼吸をひとつ。
体と心をゆるめる時間を大切にしながら、
この時期を心地よく過ごしていきましょう🍀