小雪
2021/11/22
11月22日、二十四節季は「小雪(しょうせつ)」。
少しずつ雪が降り始める時期をあらわします。
確かに寒くなりましたよね('Д')
冬という季節は、
秋までに熟成されたエネルギーを蓄え、
芽生えのときを待つ季節。
自然界では、
秋に実り地面に落ちた果実(種)が、
地面の中に静かに浸透し、
ゆっくりじっくり
エネルギーを蓄えるんですね。
「水」も天から地へ、
地上から地下へ向かい、
求心的なエネルギーといえます。
東洋医学では、
この求心的なエネルギーを
「腎の臓」と名付けました。
そう、冬は「腎の臓」を大切にしていく時期です。
東洋医学の腎の臓は、
・成長、発育、生殖を主る
(内分泌系全般の機能)
・水液を主る
(腎臓での水分濾過と再吸収の機能)
・骨を主り、髄を生じる
(知能・知覚・運動系の発達と維持)
・耳と二陰(二便を出す・我慢する力)に開竅する
(老化との関連)
など、様々な働きがあります。
西洋医学でいう、腎臓、膀胱、子宮、卵巣、睾丸など、
泌尿・生殖に関わる内臓に支えられ、
身体の下部に集まっています。
冬は、骨づくり、骨休め。
冬に働きすぎたり、無理したりすると、
「骨折り損のくたびれ儲け」となります(^-^)
夜は求心的なエネルギーを養いやすく、
夜が長いこの時期は、
とにかく睡眠が大事!!
特に子どもや更年期以降の方は、
よく寝ることが
この時期最大の養生です。
寝つきの悪い方や眠りが浅い方。
本来眠れるはずのタイミングで
眠れないということは、
身体の中に
自然の流れに反する何かがあります。
日常生活または過去の生活に
不自然な何かがあり、
その不自然さと向き合う時間を
睡眠より優先している状態。
その不自然な何かは
「緊張」に変換されます。
緊張とは戦っている状態なんです。
人間は緊張だけでいくと
細胞が破壊されていきます。
陰陽調和として、
リラックスが必要です。
鍼を受けた方は
感じることもあると思いますが、
身体も心もふにゃ~となって、
何とも言えない
気持ちよさに包まれると思います。
あの状態が
最もリラックスし休めているとき。
攻めるときは攻めて(緊張)。
守るときは守る(リラックス)。
こうした陰陽調和が人生の戦術なんでしょうね。
家庭、学校、職場など、
みんな精一杯頑張っています。
人生のさまざまな戦いの中で、
つねに後に緊張が残らないようにしておくこと。
これが無病息災の秘訣。
私はそんなふうに感じるときがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日もいい鍼できました♪