病を考える

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病を考える

2021/12/13

現代では「病を考える」機会が

少ないように思う。

 

ウイルスや細菌の研究はするけど、

人間の研究は遅れているように感じます。

 

最近、

「癌(がん」」の方をよくみます。

 

癌は急にできるものではなく、

少しずつ長い時間をかけて癌になる。

 

もとは「岩(がん)」で硬く動きにくい意味。

 

以前診た方は、

病院で癌という診断を受けてから

症状が出現している。

 

逆に癌と診断が出るまで、

症状は無かった。

 

ということは、

「癌」と「症状」は

別ということ。

 

 

ただ、

癌になるまでには、

多くのサインが出ているはずなんです。

 

 

肩こり、腰痛などの痛み、

便秘や汗をかかないなど、

 

 

人によって違いますが、

必ず出ています。

 

 

そういった身体からのサインを

感じ取る余裕がなかった。

 

あるいは、

お薬でだましだましやっていた。

 

 

要するに、

めちゃくちゃ「頑張っていた」んです。

 

 

長い期間、

頑張る状態が続いていたんです。

 

 

頑が長く続けば癌です。

 

 

当院に来られた方で、

癌を克服した方はみんな仰ります。

 

「癌になって初めて気づくことがあった」

 

 

 

私は、癌になるほど頑張れる人を、

素直にすごいなと思います。

 

 

その人が頑張ってくれているから、

周りの人は救われている。

 

 

世のため人のために、

生きてくれてありがとう。

 

 

癌になったってことは、

頑張り方を変える時期なのかもね。

 

 

そろそろ自分を最優先に、

時間を使ってあげてください。

ってことなのかもね。

 

 

頑張った努力の結晶は、

ものすごいエネルギーの塊。

 

 

そのエネルギーを暴いていくのが、

抗がん剤治療だと個人的に感じます。

 

 

 

その人が頑張っていることを

大切にしたい。

 

その中で、

少しでもホッとできる時間を。

 

 

頑張ることから解き放たれる一瞬を。

 

そんな鍼1本でありたい。

 

 

 

 

今日もいい鍼できました。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

毎日飽きずに砂遊び。

これぞ身の丈に合った頑張り方(笑)