荘子から学ぶ②
2020/06/15
「荘子 在宥篇」。
「在」はあるがまま、「宥」は放任して拘束しないこと、という意味があり人為的な支配・統治に反する言葉です。
その中に、
夫不恬不愉,非德也
書き下し文:
夫(そ)れ括ならず愉(ゆ)ならざるは、徳にあらざるなり。
訳:
そもそも安らかでなく楽しくないものは、本来の持ち前ではない。
「他人の支配の中で生きていると長続きしませんよー、だって楽しくないんだもん。楽しくないってことは道理から外れています」ってことですね。
先生や親や誰かとって都合がいい「いい子」。
私も真面目でいい子だったから←自分で言う(笑)
褒められるしそれが正しいことだと思っていたけど、どうやら違うみたい。
嬉しいんだけど、モヤっとする感じ。
他人の顔色見て、他人の人生を歩んでいたような。
それが悪いことじゃなくて、逆にそのスキルのおかげで鍼灸師には向いてる自分がある。
ブルーピリオドっていう漫画が鍼灸と通じるところがあって面白い。
そこに「真面目さに価値があるのは義務教育まで」ってあるのを見てなるほどー。
社会に出てから求められるのは、「個性」。
個性を輝かせるには、荘子のいう「楽しいかどうか」。
私にしかできない鍼灸。
ちょっとずつ見えてきてます。
輝きだしてきてます。
各々の個性が輝いて、社会に役立てば、もっと心が柔らかくなって楽しい世界になるんだろうな。