弓と禅

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専門的なブログ

弓と禅

2020/07/13

オイゲン・ヘルゲルさんの著書「弓と禅」。

鍼灸をする上で欠かせない本。

いかに身体の力を抜けるか。

力を抜くことが大自然と繋がる。

不自然が気を滞らせて病を生むなら、患者さんに自然体になってもらう必要がある。

 

患者さんの力を抜くにはまず施術者の脱力から。

そのための呼吸。

コツが載ってます。

 

そうやって自然体になればなるほど、

患者さんの気の流れに合わせて、こちらの身体が動く。

患者さんがどうありたいか。

脚色せずに、受け身に徹する。

あれこれ考えずに、

「あたかも世界に重要で現実的なことはただ一つ、すなわち鍼をすることだけであるかのように」

 

これがめっちゃ難しい。

煩悩だらけの自分!

どうしても鍼するときに、

「こうやって治してやろう」とか、「このツボはこうだからこう刺そう」とか頭で考えてしてる。

気が付けば、「患者さんがありたいように刺さっている」のがいい。

毎日、呼吸に集中して、力を抜く練習!ただひたすらに。