荘子から学ぶ
2020/06/15
わからないことを、わからないと認めること。
無意識にそれを避けてきた自分がいる。
わかることが良くて、わからないことが悪いと感じていたと思う。
工夫して伝えようとしてくれた人たちに応えたい気持ちが、先走ってしまう。
そうすると、どんどん真理から逸れる。
真理とは違うものを、真理と勘違いする。
それが心下の邪として出ているような気がした。
わからないものは、わからないものとして、とりあえず置いておく。
熟成されてそのうち気づくかもしれないし、気づかないかもしれない。
荘子 斉物論編
故 知 止 其 所 不 知 。 至 矣 。
知識についてはわからないところでそのまま止まっているのが、最高の知識である。
(わからないところを強いてわかろうとし、またわかったとするのは真の知識ではない)
今の私では、今わかるところが最高の知識と考えるならば、
明日、1ヶ月後、1年後、わかるべき時にわかる。
そんなもんなんだろうなと思って、今できることを、今しかできないことをしよう。
そのまんまの自分であるために。