春と努力
2022/03/10
立春以降、みなさんのお身体にも春を感じます。
脈も、季節に応じた脈というのがあり、
春らしい脈を感じます。
前回のブログでご紹介しましたが
春は骨盤や頭蓋骨が緩む時期です。
本来、身体が緩みリラックスすると
気持ちがよく、眠りも深くなります。
「春眠暁を覚えず」というくらい
この時期は身体が緩み眠たくなるもの(´▽`)
人間は緊張が緩むことに
ストレスを感じることがあります。
頑張らないといけないときです。
正式には
頑張らないといけないと思っている時です。
努力の「努」は東洋医学では
「努≒怒」
と考えます。
努力している状態(≒怒っている状態)
が長く続くと気血の巡りが悪くなり
病の原因になります。
そもそも努力というと
「時間をかける」
「身体や精神に負担をかける」
という昔ながらのイメージがあるように思います。
脳科学者の中野信子さん著の「努力不要論」。
個人的に面白かったのは、
例えばダイエットをして
「今日はほとんど食べなかった」
「身体に良い物を食べた」
と認知している人は、
倫理的に悪いことをする傾向が高いということ。
人には我慢できる量が決まっている
という実験だそうです。
努力すること自体が目的になっていると、
「自分はこれだけ正しいことをしたんだから、許される」
という言い訳を、なんと無意識のうちに脳がやってしまう。
・・・これはすごく納得('Д')(笑)
こんな時期あったなー。。
振り返って思うと、
「頑張る」というのは
自分を冷静に見つめる力を下げる
ように思います。
努力そのものには快感があり
視野が狭くなりやすいんでしょうね('Д')
努力の「努」は
奴隷の「奴」が由来とされる説もあります。
もちろん目的ある努力はオッケーですよ('◇')ゞ
あなたが今している努力は
本当にあなたがしたいことなのか?
ということを定期的に見つめる習慣が
現代の日本人には必要な気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/