立春という時期

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立春という時期

2022/02/04

2022年度、2月4日は「立春」。

 

ブログ「立春からの過ごし方」も参考にどうぞ♪

 

 

まだまだ寒いですが、

暦の上ではもう春が始まります。

 

 

冬の土用を経て

 

 

自然界では

土の中でもう動きが出てきています。

 

 

動物や昆虫は

冬眠から目覚める準備。

 

 

植物は

芽を出す準備。

 

 

いわば

陰から陽に移り変わる期間です。

 

 

人間はというと

寒さに耐えるため縮こまっていた

 

骨盤

肩甲骨

頭蓋骨

 

が緩んで開き始める時期。

 

 

 

骨盤や頭蓋骨は

身体の中でも特に硬いところ。

 

 

陰が強いところと言えます。

 

 

その陰が強いところが陽に向かうのが春。

 

 

陽に向かうというのは

 

下➡上

内➡外

閉➡開

 

 

外向きに開いていく

という気のベクトルが働きます。

 

 

植物が芽を出して

上向きに広がっていく姿を

想像するとわかりやすいです。

 

 

 

そして春といえば花粉症

 

目の痒みや鼻水など

顔周りに症状が集中します。

 

 

めまいや耳鳴りなども出やすいです。

 

 

こういった症状のメカニズムとして

陰から陽にうまく変化できていませんよー

っていうお知らせです。

 

 

骨盤や頭蓋骨が緩んで開く

というのが春の動きでしたね。

 

 

 

しかしこの現代、

春の時期は仕事や学校など

変化が大きい時期とも言えます。

 

 

緩むべきときに

頑張ってしまう。

 

 

結果的に

緩まず緊張状態が残っている箇所に

自然の動きと一致してませんよーと

症状を出してお知らせします。

 

 

これが春特有の症状だと感じます。

 

 

 

気温差が大きく寒い日は

仙骨部を温めたり

 

目を使いすぎたり

頑張りすぎたときは

目に手を当てて深呼吸して

 

 

頭皮や顔が緊張してるなー

ってことが自覚できればOKです。

 

 

 

 

鍼灸師のバイブル本

「黄帝内経・素問」という本があります。

その四氣調神大論篇に、

 

春三月.此謂發陳.
天地倶生.萬物以榮.
夜臥早起.廣歩於庭.
被髮緩形.以使志生.
生而勿殺.
予而勿奪.
賞而勿罰.
此春氣之應.養生之道也.

 

 

 

春は発陳(はっちん)といって

「古きを捨てる」ときなんだよー。

じゃないと新しいものが生まれないからね。

 

天地間のあらゆるものが生き生きとしてきます。

夜更かししないで朝早く起きて、庭を散歩しよう。

髪はほどいてリラックスし、

冬に考えてきた志を実行していきましょう。

 

存在を否定したり

自分にないものを欲しがったり

褒めたり罰を与えるなど

自分の価値観に当てはめようとするのはやめましょう。

 

要するに

束縛せず自由にのんびりやってこうよ

っていうのが春の養生です。

 

 

 

 

そんなことが書かれています。

(私の意訳です('ω'))

 

 

 

この養生から外れたとき

自然と身体が緊張するようにできています。

 

 

その間違いに気づかせるために

「症状」という形で表現されるんですね。

 

 

 

 

 

ただ、私は最近思うんです。

 

 

養生通り生きないといけない

免疫に良い食事をしないといけない

運動しないといけない

早く寝ないといけない

 

 

「○○しないといけない」は緊張を生み

春の養生から外れていくんです(笑)

 

 

本来、養生というのは気持ちがいいもの。

無意識にそうしたくなるものなんです。

 

 

だから知恵として頭に入れておき、

自分の生き方と養生の差が

どれだけあるかを見るだけ。

 

 

それでいいんじゃないかな。

 

 

・・・めっちゃ養生を頑張ってる人には怒られそう。

私は自分に甘いんで許してください('ω')ノ(笑)

 

 

 

不自然(自我)を貫くからこそ

自然の良さが分かる。

 

 

どこまでいっても比較でしか

良さを見いだせないのが人間です。

 

 

職人のように我を貫く美しさ

自然体で柔らかい美しさ

 

 

陰陽ですが私はどっちも好きだなー。

 

 

 

 

 

誰もが持ってる「こうありたい」。

 

それが自然と出てくるような鍼を。

 

どんどん鍼が深くなる♪

 

 

 

 

 

 

 

あっちなみに

もうすぐバレンタインデー。

 

 

 

砂糖などの甘いものは

熱を保持する力があるので

陰から陽に向かうこの春には

控えた方がいい食べ物です。

 

 

 

自分のお身体と相談しもって

楽しく嗜んでくださいませ♪

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)

節分の豆まき

小鬼が「鬼は外福は内」と暴れてました(笑)

手巻き寿司のお供にスパークリング日本酒

栓を開けると激しく噴き出しました(笑)