立春からの過ごし方

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立春からの過ごし方

2021/02/03

今年は2月3日が立春。

基本的に2月4日が立春で、今回の3日が立春なのは124年ぶりだそうです。

 

立春までの2週間(1月17日~2月2日)は冬の土用といって、胃腸など消化吸収能力に負担がかかる時期です。

 

そのため、コロナを含め、インフルエンザやノロウイルスといったカゼをひきやすい時期とも言えます。

 

ただ、カゼは必ずしも悪いものではありません。

 

東洋医学的に考えると、「バランスを整えるためにあえてカゼをひいている」とも考えます。

 

カゼをひくと身体の中が大きく動き、その動きが大きいほど治ろうとする働きも高まります。

 

実際に幼児でも、カゼをひいて高熱を出した後から、「言葉数が増える」・「身体能力が上がる」といったことはよくあります(^^)/

 

 

春を迎える前に、いったん身体をデトックス(解毒)しよう!

そんな時期なんですね。

 

立春の前日、2月2日は「節分の日」。

 

節分は豆をまいて鬼を追い払う慣習がありますが、「鬼=陰」と考えます。

 

この場合、「陰」は「冷え」と考え、身体の冷えを一掃して、春を迎えましょうってことですね(^-^)

 

また豆まきに使う大豆は、東洋医学的な効能として、

 

健脾寛中・・・胃腸の機能を助ける

益気養血・・・造血を促し五臓の働きを補助

潤燥利水・・・胃腸を潤して利尿作用する

排膿解毒・・・膿を排除し、毒を消す

 

があると考えられています。(東方栄養新書参考)

 

冬の土用で疲れた胃腸を回復させ、冷えを追い出す

そんな働きが大豆にはあると思います。

 

 

 

まだまだ寒いですが、暦の上では「春」。

 

空はだんだん暖かくなり、地面はまだ冷たいまま

 

なので、身体に受ける影響としては、足が冷えて上半身の緊張が強くなる「冷えのぼせ」の状態になりやすいです。

 

特に寝不足の時や、目の酷使、イライラなど過度なストレスがかかると、顔や頭、首肩の症状が出やすくなります。

 

身体を動かす習慣をつけて、夜更かししないことがポイントですね!

 

 

また春先は1日の中では、夜明け前。

そして「発陳(はっちん)」と呼ばれる季節でもあります。

 

「発」は捨てるという意味があり、「陳」は古いという意味を持っています。

 

古きを捨てる季節。

 

自分の中で古くなったものを脱ぎ捨てる。

縛られている自分を解放しましょうという時期。

 

自分の中の新しいものに目を向けよう。

今まで自分を変えていこうという時期。

 

そんな時期なのかなと私は考えています(*^-^*)

 

 

季節の変わり目は、心身ともに変化が出てきます。

季節の変化に身体が合うように、いい鍼してきます('ω')ノ

お早めにどうぞ♪

 

今年は美味しい恵方巻きを頂きました(^-^)

ありがとうございます♪