初夏の過ごし方
2021/05/07
5月5日は立夏(りっか)。
いよいよ春の土用も明けて、夏が始まります。
夏は蕃秀(ばんしゅう)の時期。
蕃秀とは「茂り栄えて美しい」という意味があります。
夏は発散の季節。
エネルギー(気)のベクトルが外に向かいます。
発散に欠かせないのは運動(^^)/
運動して汗をかいて、身体に余分な熱をこもらせないようにすることがポイント!
ちなみにアレルギー症状など、
鼻水、鼻血、くしゃみ、嘔吐、下痢
といった症状も強烈な発汗の一部になります。
私もこの時期になると、
起床時に鼻がムズムズしてくしゃみ連発。
鼻水や鼻血が出たりしますが、その後は身体がスッキリします(^-^)
うまく発汗できない人は、
上記のような非正規ルートから熱を逃がします。
治療して正規ルートに乗せるとすごく楽ですよ♪
また夏は、
気持ちをうつうつさせず、
何かしら行動しましょう!
そして怒らないようにしましょう!
という季節です。
(約3000年前の黄帝内経という本に各季節の養生法が記されています)
行動して「あー楽しかった!!♪」とハツラツと生きる。
「運動」は、
①めぐる。めぐらす。
②目的達成のために活動する。
③健康のために身体を動かす。
④時間とともに移行する。
という意味を含んでいます。
ざっくり言うと、「止まらない」ってこと。
夏にたくさん行動して、
秋冬にその行動したものが熟成されて味わい深いものができます。
心のままに常に何らかの行動に移すという姿勢が、
「夏」の自然界の動きと一体になれるコツ。
そのときに焦ったり怒ったりするときは何か間違ってます(笑)
心の運動ができていないのかもしれません('Д')
うちの子も、興味のあるものに一目散です。
これは何なのか。
どうすれば、より上手くできるのか。
失敗して、工夫をして、達成して。
そんな姿は、まさに自然と一体。
見習いたいものです(^^♪
初夏は新茶がいいですよね♪
茶摘みの時期は、立春から数えて88日あたり。
現在、立夏のころです。
(歌にもありましたよね♪夏も近づく八十八夜~)
新米、新蕎麦、新酒、新豆といったものも
古来より日本では大切にされています。
初夏のオススメの食べ物は、
そら豆
山椒(和食の世界では「木の芽」を立夏を境に「山椒」と呼び変えます)。
干物
初カツオ
といったものを美味しく召し上がっていただくと、
夏の気の動きに合わせやすくなると思います。
自然界の気の動きに乗れると、
なんだか幸福感があって気持ちがいい。
そんな「自然体」の状態のときは、自己治癒力が最大限働きます。
夏とあなたを繋げる鍼、お楽しみに♪
最後までお読みいただきありがとうございました。