小満
2021/05/24
5月21日、二十四節季は「小満(しょうまん)」。
動物や虫たちも積極的に動き出し、天地に生命力が満ちてきました(^^)/
「小満」は麦の穂が無事に実り、農家の方がほっと一安心(=少し満足)したのが語源とも言われています。
気温が上がり、発汗する機会が増えると思いますが、
毛穴が開いたまま状態だと、気温が下がった時にカゼをひきやすくなります。
実際に、この時期はカゼをひいている方が多くみられました。
普段から運動不足の方は、
気温が上がるものの、十分に熱を発散する力が弱い。
↓
中途半端に汗をかき、熱がこもったまま夜を迎える。
↓
寝苦しく、寝つきが悪い。眠りが浅い。
↓
薄着で就寝し、気温が下がる朝方に寝冷えする。
↓
身体に冷えが入る(カゼをひく)。
↓
冷えが入ることで毛穴が閉じ、更に熱がこもる。
↓
発熱・蕁麻疹・痒み・異常な食欲・出血・目の充血などのサインを出す。
といった感じで、体内にこもった熱を発散できず、
夏の季節の流れについていけない・・・となりがち"(-""-)"
冷えが入って汗をかけないと、
下痢、嘔吐、くしゃみ、出血など、
「形を変えた発汗」でバランスをとることがあります。
私もできるだけ休み時間は、歩くようにしています。
日光を浴びながらしばらく歩くと、くしゃみや目の痒みが(笑)
体内にこもった深い熱が、動き出している証拠です('Д')
まだまだ運動不足(笑)
この時期は日光を浴びて運動することはとっても大事(^-^)
ただ歩くだけで全然オッケー(^^)/
ただ歩き方にもコツがあります!
「歩行禅(ほこうぜん)のすすめ」という本を受付に置いておきますので、
ご来院の際はお読みくださいませ♪
日中、運動することで、気のベクトルを陰➡陽に向かわせておくと、
夜になると、陽➡陰に向かいやすく深い睡眠に入ることができます。
東洋医学では、「睡眠の質」と「身体の潤い」は比例します。
深い睡眠をとれている人は、
お肌にツヤがありプルプルです。
髪の毛もツヤがあり、爪もしなやか。
大便も適切な水分量を含むため、ツルンと快便♪
骨が丈夫で筋肉や関節も柔らかいためケガをしにくく、
汗もしっかりとかくエネルギーがあるため、代謝が抜群(^-^)
疲れにくくなるため心身ともに余裕ができます。
はっきり言っていいこと尽くし!!
この時期は、「お酢」がいいですね♪
特に酢飯がおススメです(^-^)
ミョウガや新生姜の甘酢漬け、キュウリの塩もみなどと合わせて食べたいものです(^^♪
(もちろん、苦手な方は無理しないでくださいね(笑))
東洋医学では、酸味は「収斂(しゅうれん)」といって引き締める作用があります。
酸味でキュッと引き締めて、過度な発汗を防ぎ、
発汗のメリハリになります。
季節や気候に応じて、脈やツボが変化して、
ひとつひとつに意味があって、
「そうゆうことかぁ!」って気づいた時は感動。
お身体を診たとき、
深い深い純粋なあなたに触れて、
一緒に考えさせていただく機会を頂いて、
有難いなと思いました。
いい鍼させて頂き、ありがとうございます。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/