治療と育児
2021/04/12
大川繁子さんという90歳をこえて、現役保育士さんの方がいらっしゃいます。
私も、一応2児のパパで、育児奮闘中(のつもり・・・)ですが、大川繫子さんの考え方が好き(´▽`)。
大川さんの醸し出す雰囲気や表情も好き。
本の中に、
自分のやりたいことに没頭し、
自分の頭で考え、
自分の能力を発揮できる力(自由に生きる力)と、
それに伴う責任を持てる子になってほしい
とありました。
どうしても私は、失敗を避けて要領よくしたいタイプなので、失敗しそうな子どもを見てるとハラハラしてきます(笑)
で、ついつい先回りして口出ししてしまいがち('ω')ノ
その時の自分は、肩が凝ったり、どっと疲れてしまいます。。
症状が出るということは、東洋医学では「不自然な何か」があると考えます。
この場合、何が不自然なのか。
それは、自分の経験則で判断して、子どもが「自分で経験していく自由」を奪っているから。
いわば、過干渉・過保護なわけなんです( ゚Д゚)
行動して、失敗して、考えて、学んでいく、純粋なかけがえなない経験に干渉しちゃってるんですね!
(もちろん、最低限の危険は回避するように努めてます)
これは、東洋医学的に、マナー違反。
相手に向けた、過干渉な気(エネルギー)は自分に跳ね返ってきます。
それが、肩こりや疲労感などを通して伝えてくれている、そんな気がします。
大川繫子さんは「ヒントを出して、あとは「自分で考えてね」」と、自由に生きるためには考える力が不可欠だと言っています。
学校に行こうとしたら熱を出す。
仕事に行こうとしたら腹痛が出る。
自宅に帰ると耳鳴りが強い。
本人の自覚はなくても、症状が何を伝えようとしているのかに耳を傾けることはすっごく大事。
自分の意見や感情を吞み込んでしまう習慣があったり、
言葉などでうまく表現できないときに、
身体を通してサインを出すんですね。
症状があって悪かったことはすぐに思い浮かぶと思いますが、
症状があって良かったことを書きだしてみましょう(^-^)
症状が自分を守ってくれているかわかると、なんだか感謝の気持ちが湧いてくるもの。
これは、あらゆる病気を治す際に、大事なことなので頭の片隅に入れていてください(^-^)
私にとって、治療は「自由に生きる力」を育てる、まさに育児に似ています。
どういった個性を持っていて、何に不自由さを感じているのか。
経穴(ツボ)に触れていると、
怒ってる、焦っている、寂しい、悲しい、強がる、など様々な純粋な表情を見せます。
まるで、子どもと対話しているみたい(笑)
「絶対治すんだ!」って意気込んでいた時期もありましたが、疲労感がすごいんですね(笑)
「病を通して気づいていく貴重な経験」を「治してやるー!」ってするのは過干渉なんでしょうね。
その人が自分の力で考えて、選択して、前に進んでいく。
身体の中の、道を整備して、明かりをともして、「おっ、この道良さそう」って感じてもらえるように。
ウキウキしながら自分の力で歩き出せるような、そんな鍼を目指してます(^^)/
大仙公園。
視野が広がっていい鍼できそうな気を頂きました(^-^)。
最後までお読みいただきありがとうございました♪