こどもは素直に変化
2021/03/13
先週、「啓蟄」を迎えて、皆さんのお身体にも影響が出ているなと感じます。
特に子どもたちは、わかりやすく症状が出ますね。
カゼをひく子どもたちが多いように思います。
うちの子たちもカゼ気味ですが、おもしろいことにカゼをひいた後は言語能力や身体能力が上がっています。
0歳の子だと、歩くことができるようになったり、道具を使うのが上手くなったり、食べる量が増えてきたり。
2歳の子は、ボールをキャッチできるようになったり、話す単語が増え理解度も上がっています。
カゼは身体のお掃除。
冬に発散できなかった抑圧エネルギーが、春には出てきて清算していく時期です。
そんな春に、あえて寝相が悪くなり、カゼをひくことで、偏ったエネルギーを動かしバランスを整えようとします。
うちの子はカゼをひいて、熱が上がり、キーキー言って癇癪を起こしたり、鼻水や皮膚のかゆみ、口の中の炎症が起こっていました。
普段思い通りにいかないことなどのストレス、食べ過ぎなどから、バランスを崩し、それを何とかしようとして出現した症状ですね。
脈をみると、お腹の弱りがあり、十分に発熱できる余力が少なかったため、打鍼というお腹を刺激する鍼をしています。
打鍼は刺さない鍼で、小児や老人、妊婦さんには効果が抜群!!
治療をすると、発熱し、粘りのある臭いの強い大便が出ていました。
これだけでも、体内にこもった「熱」や「痰」を排出できている姿です。
※詳しくは東洋医学健康講座⑤参照。
やっぱり子どもは素直(^^)/
ストレスの面では特に上のお兄ちゃんは、弟ができて、お母さんに十分に甘えられなかったり、抑圧エネルギーが溜まってしまいます。
私も長男だったこともあり、よくわかります(^-^)(笑)
なので、できるだけ「お兄ちゃんなんだから・・・」と言わないように心がけていますね。
個人的に好きなのは、胎内記憶を研究している産婦人科医の池川明先生の本。
子どもは生まれる前から「このお母さんがいい」と決めてきます。
「お兄ちゃん」になる子は生まれる前に「お兄ちゃん」になることも決めています。
そして、体質も自分で選んで生まれてきます。
病気になることでさえも。
「ちょっと人間界に旅行行ってきまーす」みたいな感じでしょうね(笑)
こういう考え方、すごく東洋医学的だなと感じるんです。
生まれてすぐに、病気になる子も、命を落とす子もいます。
すごく悲しいことだけど、「自分で選んでいるんだよ」って考え方は、展望が明るいと思うんです。
わからないことは多いけど、その人の中にある「どうありたいか」を常に尊重していきたいと思います(^-^)
春は新たな個性を伸ばすとき。
子どもたち、その人の中に眠る可能性を、ガンガン引き出す治療(もはや治療という言葉がしっくりこない(笑))をしたいですね(^^)/
最後までお読みいただきありがとうございます。