芒種と蟷螂(カマキリ)
2020/06/09
太陽の動きを24等分した「二十四節季」。
中国の黄河流域の気候を基準にしているため、日本の気候とはズレがあるときもあります。
6月6日は「芒種(ぼうしゅ)」です。
「芒」は稲や麦などの穂先にある硬い毛のこと。
芒種の初侯は、秋に産み付けられた卵から孵化した赤ちゃんカマキリが出てきます。
私の自宅の前にも、こんなところで産むか?という所にお母さんカマキリが卵産んでました。
調べてみると、カマキリは家の外壁などによく卵産むみたいですね。
なるほど。
ツバメの心理みたいなやつかな。
カマキリは農作物を食い荒らす害虫を捕食する虫として、昔から益虫として頼りにされてきました(^^)/
更に調べてみると、
その卵の作りが良く出来ていて卵鞘の内部は気泡に包まれていて外部からの衝撃を防いでくれる上に断熱効果があるとのこと。
性能のいい寝袋('ω')ノ
そして・・・1週間前あたりから、赤ちゃんカマキリがめっちゃ出てきました!!
このとき一つの卵からは数百匹の赤ちゃんカマキリが出てくるとのこと。
すごい数。
でもこの中から、限られた数のみ成虫になれる過酷な世界。
人間は20歳で成人を迎えるまで、ずっと子ども。
20年間、独り立ちするまで守ってくれる人がいるってよく考えたら凄いですよね。
それが当たり前で、養う人身を粉にしては働いて。
カマキリや他の動物から見たら、人間はどう映るのか聴いてみたいですね
過保護って言われるかも。
羨ましいって言われるかも。
息苦しそうって言われるかも。
逆に言うと、いろんな角度から見ることができる人間は奥深いってことですよね。
医療を通して見えてくる人間もほんとに奥深い。
藤本蓮風先生の仰っていた好きな言葉があります。
「人間を愛せなしゃあない。
愛さずにはいられないという人間本来の姿に戻って、
我々がなぜ医療人になったのかという原点にいつも戻って人間を見つめていかなくちゃいけない。
患者が喜ぶことをみるのがどんだけ嬉しいことか。
それが医療人の喜びだとつくづく感じる次第であります。」
ジーンと心打たれます
カマキリや他の動物からみて「人間っていいな♪」って思われるようにありたいです(*^-^*)