扁鵲さん
2020/03/23
https://ja.wikipedia.org/wiki/扁鵲
扁鵲すごい。
司馬遷・『史記』・扁鵲倉公列傳より。
「以此視病。盡見五藏癥結、特以診脈為名耳」。
これで病を視た。
すると病人の五臓六腑の腫瘍が見えるではないか。
とりあえず彼は脈を診断して病状が分かるということにしておいた。
ここしびれる!
望診だけで病状が分かったと思われたくない扁鵲の心理が伺える。
この時代背景も大事で、
この時代、医術は卑しいものとされてきた。
祈禱師のような怪しげな力を使う者と同等の扱いだった。
とりあえず脈を診ておいたってのがいいよね。
やっぱり望診力のすごさを改めて感じる。
書かれていることが本当かどうか、じゃない。
そういう世界観がある、自分がまだ見ていない世界観があることがいい。
ロマンです。