望診③
2020/03/03
見よう見ようとすると、見えなくなる。
でも見ないようにすると、見えなくなる。
自分の意思が働いた瞬間、見えなくなる。
あくまで診させていただく。
こちらは受け身。
患者さんとの距離感は一定なんだけど、意識はもっと後ろ。
俯瞰して自分も患者さんも診るイメージで。
そうすると身体が、ツボがどういう方向に、どのくらいのスピードで、どうありたいのか教えてくれる。
少しずつそういう診え方に変わってきました。
繰り返し繰り返し教わったことを、基本に忠実に。
意識せずとも身体が勝手に反応するように。
最近、触れたところと自分の手の境目?がなくなる瞬間があって、そのときはいい感じな気がする。
まだまだ余分な力、余分な思考がある自分がいて、
まだまだ改善の余地がある自分がいて。
技を磨くこと、感覚を磨くこと、人間力を磨くこと。
毎日、楽しく鍼ができて幸せ。
ほんまに幸せです。
ありがとうございます。