子どもの未来にできること
2019/10/16
こんばんは。鍼を持つ息子と、持たせる親バカです(笑)
そんな我が子を診ながら考えることがなんと多いことやら。
子どもとの関係で重要なのは信頼感だなーと思いますね。
で、どういう人なら信頼できますか?ってなったときに、「あなたの言葉に耳を傾けてくれる人」かな。
そのままの存在を受けてくれる人。
この信頼感は赤ちゃんのときから非常に重要。
「泣き分け」というのがあるのですが、
お腹が空いたとき、おむつを替えて欲しい時、抱っこしてほしいときなどで、赤ちゃんは泣き方を変えます。
この泣き分けは4か月くらいからできるようです。
でも赤ちゃんを無視し続けていると、この泣き分けができなくなるという実験結果があります。
しっかり自分を見てくれてお世話してくれる人がいるからこそ、赤ちゃんは「この人なら大丈夫」と信頼して泣き分けを始めるんです。
発達心理学者であるエリク・エリクソンが基本的信頼感という概念を唱えました。
大きく二つに分けると、
一つ目は自己に対する基本的信頼感。
「自分が好き、自分を誇りに思う」そんな気持ちのこと。
二つ目は環境に対する基本的信頼感。
「この世にあるほとんどのもの・人は基本的に私に害をなすものではない」と楽天的に思う気持ちのこと。
実はこういった基本的信頼感を赤ちゃんの時から作っていくものです。
赤ちゃんは生まれると別世界に来たと混乱します。
私たちで言う、全然知らない国に丸裸で行くようなものですね。
どうやって生きていけばいいのかわからない。他人に自分の命を預けないといけません。
生きていく限りは、必ず基本的信頼感が必要になります。
子供の頃にこの基本的信頼感を養ってあげることが、大人の責任です。
そのためにも、「何を選んでもいい」自由と、「どう遊んでもいい」自由を保障してあげる。
子どもたちに幸せになってもらうために、大人に何が出来るか。
そんなことを考える今日この頃でした。