臨床記録③
2026/04/08
四月四日からは節季では「晴明」。
晴明は万物が清らかで生き生きした様子を表す言葉。
身体も新しい環境・考え方を求め、
積極的に動きたくなる時期とも言えます。
お身体を拝見すると
「身体」は変化したいが
「脳」は安定を求めているケースが多い。
変化と安定の陰陽が変わるときなんでしょうね。
変化(好奇心)は腎陽。
安定(秘匿性)は腎陰。
肝鬱や心火からの内熱と
腎陽からの内熱。
陽が内攻し厥の状態になっている
いわば四逆散の状態に
腎陽にフォーカスを当ててみるのが面白い。
『傷寒論』の中に
四逆散は陽鬱による厥を治すだけではなく
陽鬱不伸、少陰枢機の不利の病証にも効果がある。
また、
少陰は水火を主り、真陰・真陽を有している。
水火の交通は、少陰の枢機作用に頼って行われる。
すなわち少陰は「三陰の枢」であるだけでなく、
水火、陰陽を調整する鍵である。
※中国傷寒論解説参考
臨床では心肝をさわらずに
腎でどこまで動かせるのか研究。
秋冬は腎だけでもよく効くが
春は肝を使わないと
効果が出るまでゆっくりすぎる気がした。
そこで照海。
ずっと大谿でどこまで動くかをみていたので、
照海の穴性が改めてよくわかった。
臓腑経絡弁証、気血津液弁証、衛気営血弁証、など
立体的に主従を分析できたうえで鍼ができる。
先人の方々に、感謝です。