母性と父性
2021/05/31
東洋医学では、あらゆるものを「陰陽(いんよう)」に分けてとらえます。
「陰陽」って難しそうですが、
簡単に説明すると、
上があるから下がある。
暑いがあるから寒いがある。
明るいがあるから暗いがある。
という風に、あらゆるものは正反対の二つの性質から成り立っている。
そして、どちらか片方だけでも成立しないんです。
男と女もそうなんですね。
男は陽、女は陰。
正反対の生き物です。
最近、子どもと接していて思うのですが、
「母親」と「父親」も陰陽なわけです。
母親と父親の違いってなんなんだろう?
「母性」とか「父性」というけど、どういうこと?
そこんところを紐解いて「なるほど!」と思うことがあったので書いてみます(^^)/
まず、「母性」。
これはイメージ通りというか、
無条件に受け入れる、守る、忍耐といった保守的な面、
合わせるといった、組織的な面も含まれます。
最近、
まだまだ新米パパですが、
子育てを通して感じたのは自分の中にある母性。
・・・なんとなく恥ずかしいですが(笑)
子どもがかわいいなって、心から思えたというか・・・。
もちろん、それまでもかわいくなかったわけではないですが、
「いいパパにならないと」という気持ちが強かったんですね。
だから子どもを見ても、どこか落ち着かない感じ(笑)
でも、それが変化したというか、
甘えさせてあげる余裕がなかった自分に気づきました。
きっかけは、妻が出産で入院したとき。
幼稚園の支度や、家のことをしていたときに、
ぐっと感情をこらえて、頑張っている我が子を見たとき、
やっぱり「母親は絶対に必要」って思ったんです。
それで、なんとか自分が母親代わりになれないかなと思って、
「おいで」って抱きしめたのは初めてでした。
我が子が感情を出せるように、余裕をもって抱きしめたのは初めてでした。
抱っこはするけど、抱きしめたのは初めてでした。
その時、なんとなく温かい気持ちがぐっとこみあげてきて、
「我慢させててごめんね」と思ったんですね。
子どもの素直な感情をそのまんま受け入れてあげたいなって思ったんですね。
これ、母性かな('ω')
母性?がある時って、
ホッとしてなんだか安心感があって、
余計な緊張が抜けていきます。
これは東洋医学的には「陰」の要素なんですね。
「母性は陰」、しっくりきました。
ということは「父性は陽」になるわけですが、
「父性」ってピンとくる人少ないんじゃないかな。
実は日本は伝統的に父性が弱い国なんです( ゚Д゚)
「真の父性」とは何か、ということをまた書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。